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SEIKO QUARTZ SUPERIOR

 

えー、今年最後(たぶん)の紹介です。これは一見、というか、普通どう見てもただのオッサンな時計なんですが、スペック的にもディティールの作り込み的にも(当時の価格的にも)実は非常にハイスペックな時計です。
1976年にセイコーから発売された「クオーツスーペリア」(Cal No,4883)という モデルで、当時これのステンモデルで18万円もしました。(大卒初任給が当時91,700円でした。)この値段からもご想像できるかもしれませんが、精度が『月差で±1秒』という、超高精度を初めて実現した時計でもあります。上の画像はどうもハイコントラストになってしまったので、もうちょっと普通なカットを以下にご紹介します。

 

これはこれでちょっとねむくて色調も変な画像ですが、文字盤の「立体感」がちょっとはお判り頂けますでしょうか。一分キザミの指標までが一個一個植字で、オニキス製の5分単位の指標もかなりの高さがあります。このサンプルのケースはカドの金張りがかなりはげてきてしまっていますが、そのおかげで非常に安価で購入できました。

 

 

非常にシンプルな背面です。かなりテーパーはとってますが、当時のデジタル時計にも通ずる厚みのある背面です。

 

 

ついでですので、以前にメモのページで紹介した、ツインクオーツのGRAND QUARTZ(Cal No,9940)と一緒に撮影してみました。このモデルはSUPERIORモデルの2年後の1978年発売なんですが、こちらはクオーツを2つ搭載し、『年差± 10秒』という、年差表示を初めて行なったという、これまた超高精度モデルです。左のSUPERIORとは非常に対象的な、極限までに余分はディティールを排除した、「素」なデザインとなっています。(精度追求はその後、同78年発売のスーペリアツインクオーツ(Cal No.9983)の年差±5秒、79年のシチズンクリストロン4メガで年差±3秒へと進化していきます。)

 

SUPERIORモデルの文字盤の拡大でしす。一分キザミのこの立体感のある指標、スゴイですー

 

同じくツインクオーツモデルの拡大です。クオーツのマークが二つダブったデザインになってますね。(これを3重にしてトリプルクオーツなどという架空のマークを作成したのが昔販売したマクロロンTシャツです。)ここまで何もしないディティールってのも勇気とセンスが求められます。

で、そういえば下の様なモデルも所有してました。これは上の二つのモデル以前に発売されたモデルで、71年発売のセイコーのQuartz V.F.A(38SQW Cal No.3823 諏訪精工舎の第二世代ベースキャリバー)です。デザインは非常に丸くカワイイイメージですが、厚みはやはりそれなりにあります。精度は月差±5秒でした。Quartzのバッジがカッコイイです。

 

 

さらについでに、下は1969年、世界初のクオーツ時計「クオーツアストロン」がセイコーから発売された翌年に発売されたモデルです。ムーブメントもクオーツアストロンのトランジスタのムリヤリな手組みの回路からC-MOS ICの採用へと進化しています。デザインも大幅に変更され、価格も非常に下がりました。(と言いましても、クオーツアストロンが当時45万円でカローラよりも高く、このモデルでも17万5千円と非常に高価でした。)この丸い雰囲気が後に上のモデルへと継承されていったって感じですね。

 

非常にプレーンな造形で魅力的です。ここまでシンプルで丸い本体の時計はありそうで結構無いですね。・・・以上、ついで紹介で年代が前後してしまいましたが、セイコーの初期アナログクオーツ時計達の紹介でした。(04.12.19.)

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