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LIP Retrograde

LIPの1960年代のレトログラードです。針が普通のアナログ時計の様な回転ではなく、円弧状に動き、行き着くとピコンと元に戻る機構のものをレトログラードと言うのですが、ウイットナーでもなく、ジャンイヴでもなく、LIP、しかも縦型は非常に珍しいのでは?と思われます。

この右にオフセットした四角いデザイン、とてもモダンでカッコイイですね〜。青白の短い針が時針で、先端が蛍光オレンジの長い針が分針です。この画像で3時42分を指しています。それぞれの針は、12時ジャスト、もしくは59分から0分ちょうどになると針がピコンと一瞬で上端に上がります。機械は自動巻です。

左側の何も無い面が円筒断面というのがまたカッコイイです。デイト表示もあるのですが、その穴がまたきちっとシルバーでヘアーライン仕上げをされた、深ーいすり鉢状の穴になっています。さらに、文字盤の時間を読み取るための補助的な細いラインが放射状でなく、水平の平行線(であるが故にピッチが上下に行くに従って徐々に狭くなっていくあたりも含めて)であるあたりもカッコ良さを際立たせています。

四角いベゼル部分と時計側面は鏡面仕上げで、実際はこんな感じに反射します。文字盤の時表示の数字部分も見る角度によってはこの様に円弧状の帯が見えます。また、分針はほとんど文字盤と同色で、遠目には先端の蛍光オレンジの部分しか見えません。分針はきっと「針」でなくZODIACのASTROGRAPHICの様に「ポインター」として見せたかったんでしょうね。付いているベルトはオリジナルではありません。

縦長な本体で薄く見えますが、実際は結構厚さがあります。ケースは残念ながらステンムクではなくメッキでした。しかし、メッキにしては上面、円筒断面の部分のヘアーラインが非常に微細でキレイに入ってます。

背面です。リューズは側面ではなく、普通の時計でいう6時位置にあります。きっとこの背面に突出した円筒形の中にムーブメントが収まっているかと思うのですが、針の回転中心がどう見てもこの円筒より外側にありそうな気がしたので・・・ ちょっと調べてみました。

こうして見てみると、針の回転軸は黒い矢印のあたりにあり、まぁ、ムーブメント内(緑の円)に収まっている様です。(ていうか、そりゃそうですね。)・・・にしても、いつかはこの特異なムーブメントを見てみたいものです。

最後に腕に巻いた状態です。右にオフセットしているので、時計左側が多少シャツの袖にかかっていても大丈夫です。・・・以上、非常にカッコ良く、珍しい、LIPの時計の紹介でした。(2005.10.16.)

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