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SEIKO

QUARTZ LC CHRONOGRAPH

これは1975年6月発売のセイコーのデジタル時計です。デジタルでは1/10秒クロノグラフを世界で初めて搭載した腕時計です。(というか、クオーツ制御で1/10秒を計測出来る腕時計ということ自体、世界初だったのでは?と思います。)値段は55000円で、当時としては高価なデジタル時計であったにもかかわらず、非常に売れたモデルでした。

クロノグラフ機能は右のボタンを押してクロノグラフモードに切り換え、前面の右のボタンでスタート、ストップ、左でラップ、リセットを操作します。
それまでのアナログクロノグラフの操作感とは全く異なる、“前面からチョイっとボタンを押す”という操作感は1/10秒でめまぐるしく変わる液晶表示とあいまって、当時非常に革新的であったと思います。

・・・という、1/10秒クロノグラフ機能もスゴイのですが、それを抜きにしても、それまでのアナログ腕時計の造形言語からは到底出てこない、“六角形の積み重ね”を基本モチーフとした、このデザイン自体が非常にクールで精悍さも感じさせる素晴らしいデザインだと思います。
最近でもビジュアル的に“デジタルなモノに六角形”というパターンは良く使われますが、25年前にこの手段を使用して、さらに腕時計としての高級感もキチッと表現していたのはスゴイことだと思います。

・・・この大人っぽくも新しいデザインは後にあちこち(世界中)でパクられてました。(この3年後に登場するシチズンのデジアナも同様な六角形をモチーフにしてましたね)

そんな、スマートでシャープなイメージの時計ですが、背面は結構テーパーで盛り上がっており、コインで開けられるバッテリー蓋がど〜んとあります。

ま横から見るとそのぶ厚さが判ります。しかし、実際腕にはめてみると背面の盛り上がりはテーパーなのでほとんど見えず、けっこう薄く見えます。
正面上の左の窓ではAM、PM とクロノ時のLAP表示、右の窓で通常の秒とクロノ時の1/10秒を表示します。また通常表示時で前面左のボタンを押すとライトが点灯します。

・・・街の時計屋の引きだし等に時々転がっており、私も何本か持っているのですが、この本体と一体感のある、オリジナルのベルトが構造的に弱かったのか、ちゃんと付いて残っているのが少ない様です。しょうがなく他のベルトがつけてあったりするのですが、そうなると、とたんにこの精悍さはどこかにふっとんでしまい、へなちょこに見えてしまうから不思議です。・・・やはり、この本体と一体感のある、シャープなベルトがあってこそのデザインなんでしょう。

以上、70〜80年代デジタル時計が多機能化へ開化していく第一歩となる時計の紹介でした。(2000.5.20.)

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