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FORD/HEUER
TWO LCD CHRONOGRAPH

またかなり珍しめなデジタル時計を紹介します。以前に液晶とLEDのハイブリッドなホイヤーのデジタル、Chronosplitを紹介しましたが、これはどちらも液晶の二つの窓を持っており、しかもステンムクのソッリドな本体はご覧の様にグキッと折れ曲がってます。・・・で、2つ並んでいる2つの丸いモノはなんと電池蓋です。
1970年代のFORDのデジタル時計なんですが、中身はホイヤー(Cal.103)が作っていた様です。

上の液晶の拡大です。本体前面にはFordのロゴの刻印や印刷等の表記は全く無く、液晶による表示のみで、(そんなんで、イイんでしょうか!?)Fordのマークが常に表示されています。

・・・何故、どういう経緯で、フォードがこんなイカすデジタル時計をホイヤーに作らせたのかは不明ですが、生産数もかなり少なかった様です。

側面です。こんな感じに折れ曲がってます。この折れ曲がりのおかげで、縦に長いわりに妙に腕にフィットします。本体に上から蓋をしている様な構成で、上下ケースの間には黒いゴムのパッキンがサンドイッチされているのが判ります。

肝心の機能ですが、上の液晶部はクロノグラフ専用の窓で、右上のボタンでスタート、ストップさせ、(ボタンを押すたびにフォードのマークが一瞬消えます。)右中央のボタンを押すとその時の1/100秒を表示します。その他、ラップタイム等も測れるのですが、今だに操作方法をちゃんと理解してません。
下の液晶は通常は時(24時間表示)、分を表示しており、右一番下のボタンを押すごとに、日、月から分、秒表示と切り替わります。左上のボタンはクロノグラフのリセット、ラップの操作、左中央はライト点灯用(各窓にちゃんと、一個ずつ小さい電球が入ってます。)、左下は時刻修正用のボタンです。


背面です。電池蓋が前面にあり、前後反転した様な構成なので、いわゆる裏蓋というものが無く、6箇所のビスは“表蓋”を引き止めておくためのもの、という感じです。粗めのブラスト処理の背面には、

Ford
Split-Lap-Unit 77
Ford RS-Design
01405
Ref.9.053.208

との表記がありまが・・・RS-DESIGN、ナゾですね〜。ナゾと言えば、背面にはナゾのマイナスビスが1個あります。上の写真の手前側に唐突についている大きめの ビスがそれなんですが・・・何なんでしょ!?時間の進み、遅れを調整する役目を果たすものの様な気もしますが・・・ 試してません。あまりに唐突についているので、本当に最初から付いていたのかさえ、なんか、疑わしいです。

この時計には電池蓋を開けるための専用の道具が同梱されていました。上の写真の扇形のものがそれなんですが、こういう“専用の道具”があると妙にウレシイものです。2箇所の突起を電池蓋の穴に合わせて回す様になっており、片面には下記の様なバッテリー表記が印刷されています。

Ford
Split-Lap-Unit 77
Batteries
Ray O-Vac RW47
Mallory 10 L125
UCAR 392

ベルトは専用のものしか付かない構成ですが、非常にシンプルなデザインで、折れ曲がった本体と同様に、折れ曲がって腕に巻き付く様なデザインです。

・・・入手したばかりで、あれこれナゾばかりなんですが、ホイヤーのChronospritには、上下とも液晶表示のモデル(Cal.102)もありますので、おそらく、そのモジュールを利用して作ったものと思われます。・・・液晶の表示内容やボタンレイアウトから察するに、Cal.102のムーブメントを裏返して(その裏返す根拠はなんだったかはナゾです。・・・デザイン的にどーしても電池蓋を前にもってきたかったからでしょうか???)、液晶パネルを折れ曲がった本体に合わせてそれぞれ傾かせて前面に持ってきて、ボタンの機能を変更して作りあげられたものではないかと思います。

Chronospritの持つ全ての要素(ムーブから曲面を基調としたデザイン要素まで)を“反転”させたことにより、それとはまた違ったイカすデザインに仕上げられた、フォードのデジタル時計の紹介でした。(2000.12.9.)

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