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GRAND SEIKO V.F.A.


アナログの時計で一番最初に紹介するのは、私が知るアナログ時計の範囲内では、デザイン的にも機能的にも「これまで発売された全ての国産機械式腕時計の頂点に立つモデル」だと考える、1969年に発売されたセイコーのグランドセイコーV.F.A. (6185-014)です。
『精度は月差1分以下。機械式時計に望みうる、最高の精度です。厳選された部品を、選任の技術者が組立て、調整する…そして、国際レベルをさらに上まわる、 SEIKO独自の検定基準のもとに行われるテスト…こうして生まれた精度は、2年間保証されています。Very Fine-Adjusted その名の示すとおり、豪華に仕上げられた特別調整品です。』(カタログより抜粋)という、究極の精度の高さもそうですが、なにしろ、この「甲冑(かっちゅう)」の様な、本体からベルトにかけて一体感のある、ずばっと一本「折れ目」を走らせた、つきぬけたデザインがすばらしいです。しかも、そのケース、ベルトは銀とパラジウムの合金で出来ているというのもスゴイです。(ですので、よく「GS(グランドセイコー) 銀パラケース」等と呼ばれてます。腕時計雑誌等の媒体でもほとんど見かけることは無く、昔モノマガに2〜3回登場したのは全て私のこのモデルです。)私が私の知る範囲の中では、一番カッコよく、スゴイ腕時計だと考える(つまり、私個人としては、国産機械式腕時計の頂点に立つ腕時計だと勝手に思いこんでる)、1969年に発売されたこのセイコーのグランドセイコーV.F.A.です。国産機械式時計の中でもグランドセイコーといえば、今でも非常に高精度でクオリティーの高い時計として認知されており、アンティーク市場でも今だにすごい値段がついてますが、この時計はその中でも「別格」のモデルと言っても過言ではないモデルだと思います。

『国際クロノメーター規格を上回るセイコー独自の規格で、特別に調整を施し、当時の「機械式時計に望みうる最高の精度」を2年間保証』(カタログより抜粋)という、究極の精度の高さもそうですが、なにしろ、この「かっちゅう」の様な、本体からベルトにかけて一体感のある、ずばっと一本「折れ目」を走らせた、つきぬけたデザインがすがらしいです。しかも、そのケース、ベルトは銀とパラジウムの合金で出来ているというのもスゴイです。

SEIKO 特別高級腕時計と記載された当時のカタログの表紙に登場してます。(私はこのカタログを所有する方からカラーコピーさせて頂いたものしか持っていません。)カタログ内には「6185-014 AAPC(パラジューム合金)側…25万円。自動巻、防水、秒針規正装置、ハードレックスつき」と表記されています。このカタログには天文台クロノメーターも掲載されており、「45GSNー016 ASTRONOMICAL OBSERVATORY CHRONOMETER 18金側…18万円。」とあるのですが、なんとこの天文台モデルよりも高かったんですね〜。(ちなみに1969年の大卒初任給は32,400円だった様です。)

・・・なにしろ、セイコーは世界初のクォーツ式の腕時計をこれを発売した同1969年の末に発売しており、世間ではそちらばかり取り上げられていますが、実は機械式の頂点を究めたこんなスゴい、オリジナリティーのある時計もセイコーは作っていたのだ、というご紹介でした。(1998.2)


写真を入れ替えました。(1998.12.30.)



〜以下、2003.11.14.追記〜




え〜、しばらくWPP(watch @ gogo)に貸し出していて、やっと戻ってきたので今回画像を追加紹介させて頂くのですが・・・画像、デカすぎました。スミマセン。でも、このくらい大きい画像でも観賞に耐えうる、格好良さですね。ちょっとどす黒い感じは私の画像操作によるもので、現物は(今のところ)ここまで黒くありません。相変わらずエッジはダレダレでヘアーラインはほとんど消えてしまっているのですが・・・当時、この超高級時計をここまで平気で使い込めたライフスタイル、憧れます。




文字盤はかなり黒に近いマットな紺色の文字盤です。極めてシンプルな文字盤で、アップライトのGRAND SEIKOの文字は一文字一文字別パーツです。VFA表記は外観上にはどこにも無く、裏蓋にはGS特有の金色のバッジ(メダリオン)も無く、そういった販促的な表記の一切無い、他のGS系とは別ステージの風格の様なものを感じさせます。

 

 

ベルトの裏面です。ちょっとしょぼい画像ですみません。ベルトのコマを4つのバーで連結しているのがスキマから見えます。ベルト端部にはPALLADIUM 400 SILVER 300 の刻印がありますが、バックル部分のみステンレス製です。ムーブメントの究極の機械的精度に負けない、ものすごい作り込み様です。



たまにはムーブメントの画像を。機械には赤金メッキが施されているので、実際はもっと赤っぽい色です。



更にクローズアップです。VERY FINE ADJ.の刻印(カタログ表記ではVery Fine-Adjusted)がここにあります。



最後に、バックル部分はこの様に普通のバックルよりも一回多く折り畳む様になっています。ベルト自体があまり広げられない為の配慮かと思われます。・・・以上、このページには5年ぶりの追記紹介でした。(2003.11.14.)

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