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SEIKO
QUARTZ LC V.F.A 06LC & 06LCA

第二精工舎製05LC、05LCAと紹介してしまったら、この諏訪精工舎製の06LCもキチンと紹介せずにはいられなくなってしまいました。
これも以前に軽く紹介しましたが、国産初の液晶デジタル時計で、しかも秒まで常に表示する液晶デジタル時計としては『世界初』の6桁液晶表示のデジタル時計です。外装はチタンの削りだしのヘアーライン仕上げというだけでも凄いのですが、前面の平面部はなんとそのチタンのバフ仕上げ(鏡面仕上げ)という無茶なことをしています。発売は1973年10月5日、大卒初任給が74000円だった当時、この時計は135000円もしました。当時のプレス発表資料を見てみると、発売当初は東京地区のデパート、専門店のみで販売された様です。

これはかなり使いこまれたものですが、ステンのオリジナルブレスが付いています。前面のスイッチには心地よいクリック感があり、中央に色入れがされています。右の赤く色入れされたスイッチは通常はライト点灯用で、時刻修正は右側面のスイッチを引き出した後、各スイッチで時刻を合わせる様になっています。


三面の写真です。背面もチタン製です。結構シンプルなデザインなのですが、妙に「存在感」のある時計です。
以前に本で、「・・・SEIKO QUARTZと印刷されている表示枠のブルーメタリックと(LCDの)黄色地の色合いのバランスも絶妙で、今見ても非常に新鮮である。」と書いたら、何かの雑誌でそのまんま書かれて紹介されてました。

ムーブメントです。バッテリー交換はこのムーブメントをまるごと取りだし交換するという非常に手間のかかる作業です。
この06LCにはムーブメントが同じで外装をステンにして、より直線的なデザインにしたモデルも存在します。


で、ついでに06LCの後継機となる06LCAをここでさっと紹介します。

これは06LCが発売された一年後、65000円で発売された06LCAです。06LCのデザインをベースに、よりベルトと一体感を持たせたシンプルなデザインとなっています。外装はオールステンで、時刻修正もセレクトアンドセット方式に変更されました。また、背面にはコインで開けられるバッテリー蓋があり、容易に電池交換が出来る様になりました。
(このモデルは比較的多く生産された様で、いまでも地方の時計屋等を覗くと見つけることが出来るのではないかと思います。私は3本程持ってます。)


以上、何回かに分けて一気に国産初期デジタル(といっても、セイコーのファーストとセカンドモデルだけですが)を紹介してしまいました。まとめてみると、

1973年にファーストモデル06LCと05LCが発売され、翌1974年にはそれぞれの後継機種、06LCAと05LCAが発売された、ということです。

この様に、諏訪精工舎と第二精工舎からは常に一本ずつ、仲良く一緒にプレス発表されているのですが、そのデザインは角形の諏訪(06LCと06LCA)と丸形の第二(05LCと05LCA)と常に対照的なデザインになっているあたりが非常に興味深いところです。

・・・このまま書き続けるときりがなくなってしまいそうなのでこの辺できりあげますが、国産デジタル時計はこの様な非常に完成度の高いファースト、セカンドモデルの発売後、約10年間の間でクロノグラフの搭載、アラーム、計算機、TV付きへと、一気に多機能化へと進んでいったわけです。腕時計におけるこの様な急激な発展は日本ならではのものではないかと思います。続きはまた後ほど・・・(99.3.20)

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